みなさんこんばんわ!
訪問美容師の廣田純也です。
秋の連休。皆さんはどのようにお過ごしでしたでしょうか?
天気にも恵まれ、清々しい気持ちでお過ごしになられた方も多いのではないでしょうか?
今回の掲示板は「初めて施設に入居される方」について貼らせていただきます。
どうぞご覧ください。
施設への訪問美容を続けていると、新しくその施設にご入居される方の髪を切らせてもらう事があります。
施設に入られる方は様々な方がいらっしゃり、ご家族がお近くに住んでいらっしゃるからと遠方から引っ越されて来る方も多いようです。
80歳を過ぎて、全く知り合いのいない土地へのお引越し…
住み慣れた地元から離れてのお引越し…
長年のお付き合いがあったご近所さんから離れてのお引越し…
様々なお引越しがあるようです。
きっと、とっても不安がいっぱいの中でご入居される方が多いと思います。
そんな方が、訪問美容の際に髪を切りに来てくださると、やっぱり最初は不安がいっぱいで、心も体も落ち着かないご様子なのです。
初めての施設。右も左もわからない中での初めての美容師…
それは心配でどうしていいかわからない気持ちでいっぱいですよね。
意味は違うかもしれませんが僕は昔、美容室の会社を辞めて1人でやることを決めた時、前がなにも見えなく孤独を経験しているので、今でもあの時のことは本当に心ぼそかったです。
だからこそ、訪問美容師としてその方が少しでも安心して、不安なくお過ごしいただけるよう。
少しでも心細い気持ちを言えるよう。
少しでも信頼していただけるよう、精一杯の『おもてなしの心を』もってお仕事をさせていただきます。
2.3ヶ月後に再度髪を切らせてもらう時、必ず僕はこういいます。「施設には慣れてきましたか??」とお聞きします。
そうすると、
ニッコリと柔らかい表情で「すっかり慣れてきたわ」と言っていただく瞬間がとっても嬉しく、その表情を見せていただける度に、訪問美容っていいな!って僕は毎回思います!
特別な事ではなく、日常のちょっとした幸せの瞬間に立ち会えることは美容室ではそうそうありません。
誰かのちょっとした幸せの大切な瞬間に立ち会えることも訪問美容なのではないかと思います。
決して特別なことをしているわけではなく、日常にある美容だからこそ、分け隔てなく目の前の人にお届けできるものがあるのではないかと常々感じております。
シニアになって、お引越しをされてきた方が心細い気持ちにならないように、美容の力でお役に立ちたいと思っております。
改めて、訪問美容の仕事は奥の深い『大切な幸せ』がたくさん詰まっている仕事であると実感しています。
〜美容を届ける側、受ける側、同じ一輪の愛の華〜
株式会社Hearts
廣田純也
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