訪問美容・掲示板⑤②
- Hearts
- 4月19日
- 読了時間: 3分
みなさんこんばんわ!
訪問美容師の廣田純也です。
今年の春は気持ちのいい天気が続き、お花見も楽しめた方も多いのではないでしょうか!
僕のお伺いしている施設さまでも、お花見ツアーとして春を楽しまれた方も多かったようです。
そして、暖かくなってくると共に、髪型も短くスッキリしたい方も増えてきていますね。
今回の掲示版は「1年半ぶりにお呼びいただいた在宅美容」について貼らせていただきます。
どうぞご覧下さい。
訪問美容というと施設へ伺い、施設にご入居されている方々の髪を切ることをご想像される方が多いようですが、ご自宅にお伺いして髪を切らせてもらう事も多いのです。
ご自宅にお呼びいただく。という事は、逆にいうとそれ以外に髪の毛を切る手段が難しい…
とも言えます。
今回のお客様も、1年半という期間を経て改めて呼んでいただけました。
実は、前回の訪問時にそのお客様のご相談に対してきちんとお応えできなかった…ということもあり、改めて呼んで頂けたことがとっても有り難く、気持ちが引き締まる想いで臨みました。
ご相談にきちんとお応えできなかった。というのは、具体的にどういうことかというと、髪質や毛量によってできる事は人によって変わってきます。
また、同じ方でも年齢を経たことによって若い頃できた事も難しくなっていることはよくあるのです…
ただ、それはあくまでも美容師としての目線であり、お客様からしたら、どれだけ理想の自分に近づけるか。というところが重要なんだということです。
そして、自分たち美容師はその気持ちにどれだけ真摯に向き合うことができるのか…これが大切な心なんです。
1年半空いたという事は、自分は失望されてしまったのでは…もうお声などいただけない…とこの1年半の間ずっと反省しかありませんでした。
しかし、今回連絡をいただき、1年半もの間髪の毛を切らなかった!ことをご家族から聞いた時には、本当に申し訳ない気持ちと、嬉しさで感謝の気持ちでいっぱいでした。
本当に嬉しかったです。
体調が優れなかったり、転倒してしまい病院に通院していたり、介護なさっているご家族が忙しかったり…
その中で髪の毛を切らず待っていてくださったそうなんです。
1年半越しに呼んでいただけた事に、心から感謝の気持ちとともに、今度こそは最後までお気持ちに寄り添えるよう。心で向き合えるように頑張ろう!と決めていきました。
美容師にとっては、何十人。何百人といるお客さんのうちの一人かもしれませんが、お客さまからしたら本当に貴重な美容の機会なんです。
その貴重な機会をいかに素晴らしいものにしてお届けするか。
これが、訪問美容には何よりも大切だなと改めて学ぶことができました。
これからも、目の前のお客さまと真っ直ぐに向き合えるような美容を目指して頑張っていきます。
〜美容を届ける側、受ける側、同じ一輪の愛の華〜
株式会社Hearts
廣田純也

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