みなさんこんばんわ!
訪問美容師の廣田純也です。
今年の梅雨入りは例年よりもだいぶ遅く、空梅雨になる心配もありますが、それと共に各地では、警報急の大雨となる恐れのところがあるとの事で、だんだんと梅雨の在り方も変わってしまっているのではと思わずにはいられません…。
今回の掲示板では「シニアの方の美容習慣」について貼らせていただきます。
どうぞご覧ください。
毎月訪問させていただいる施設でのシニアの方のカットのことなのですが…
最近は真夏のように暑い日が続いてましたので、髪をサッパリと短くされる方が多いのですが、その施設の90代の方は襟足だけ短くして、それ以外はカーラーが巻ける長さはしっかり残して欲しい…との事でした。
流石に暑いと思ったので、長さは様子を見ながらにしつつ、毛量を調整して少しでも涼しく過ごしていただけるようご提案いたしました。
すると、その提案に喜んでいただき、スムーズにカットが終わる事ができました!
しっかりとブローをして、手で触ってしっかりと確認してもらい、とっても喜んでいただきました!
しかし、僕が気になったのはここからの話なのですが…
実はこの方は、最近は視力がとっても弱くなってしまっているようでした。
少しづつ視力が弱り、最近ではほとんど見えないレベルのようでした。
髪型のオーダーにあったように、「どうやってカーラーを巻いているのだろう?」と気になったので、聞いてみたところ、長年やっているので「目が見えなくても感覚でわかるのよ。」と一言。
90代の方でも色んな方がいらっしゃいます。
お一人でなんでもできてしまうような方。
本当に素晴らしいと胸が熱くなりました。
ドライヤーで髪を乾かし、カーラーを毎日巻いている方なんて本当に少ない事をよく知っていますので、目が見えなくても感覚でできてしまうという一言がとっても心に響ました!
長年やっている『手が』、ご自分の髪の毛を触る『感覚が』、身についていらっしゃるんですね。
やはり、日々の習慣になると他の方が大変な事も当たり前のようにできてしまうんだな…と。
色んな可能性を彷彿とさせていただきました!それが特に美容に特化しているものであれば、尚更僕の大切な宝物のとして、僕の心にひびきました!
この女性の言葉をしっかりと胸に刻み、これからお会いする方々にも、少しでも美容の習慣について必要に応じてお伝えできたらと思わせていただきました。
これからは100歳までの時代ですから、もっともっと素敵なオシャレで身近な美容を届けられる自分でありたいと、この方から教えていただきました。
素敵な1日をいただいた思いでいっぱいになった訪問美容でした。
〜美容を届ける側、受ける側、同じ一輪の愛の華〜
株式会社Hearts
廣田純也
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