みなさんこんばんわ!
訪問美容師の廣田純也です。
2月異例の夏日を迎えたと思ったら、雪が降るほどの寒さとなったり…
1年を通してもこの時期は寒暖差による体調を崩しやすい時期のようなので、体調には十分に気をつけて下さい。
今回の掲示板では、「訪問美容師が髪を切る以外に心がけていること」を貼らせていただきます。どうぞご覧になってください。
数年通っている老人ホームで頂いた一言がとっても印象的だったので、その話を書かせていただきます!
その施設は当時は新設の施設で、ご入居者さまが4人ほどしかいないところからのスタートでした。
大きくてピカピカな施設ですが、4人しかいないのでやっぱり寂しくて、早く人数が増えて賑やかになって欲しいですね!
と、よく皆さんと話をしていましたし、そのことは今でも覚えています。
毎月、髪を切りに通うものの、なかなか人数が増えない状況でした。
けど、その分限られた方々との信頼関係は強くなれていったように思います。
その後数年が経ち、今では50名規模にもなり、とっても賑やかでいつもどこからか声が聞こえてくるほどになりました!
訪問美容で伺う度に、その賑やかな雰囲気がとっても楽しくてあたたかくて、素敵だなと思っていました。
先日、ふと髪の毛を切りながらご利用者さまと数年前を振り返り、「今ではこんなに賑やかになって、本当にあの頃から考えたら別の施設のようですね!」と盛り上がっていました。
その時、ふとその方が言っていただいた一言
「あの時と今では施設の人数も増えて、雰囲気は全く別の施設のようになったわね。でも、この貴方の美容室の空間だけは、以前から何も変わらない、今でもゆっくりと話ができる特別な空間よ。いつも話を聞いてくれてありがとうね。」と言っていただきました。
訪問美容師として、仕事のスタイルはずっと変わらずにやってきたつもりでした。
『どんな方に対しても真摯に向き合い、目の前の方にとっての最高の美容をお届けすること。』
それは、極端な話で言えば髪の毛を切る以外のことの方が大切かもしれません。
体調はどうか。
カット椅子に座る時に、足腰が不安定な方にとってどうしたら怖くないか。
目が見えない方にどうやって安心してもらうか。
車椅子のまま切る時に、どんな体制だと疲れないか。
こういった事、経験を積み重ねていくほどに、信頼関係が築けていると実感するからこそ、訪問美容師はただの美容師ではないことを強く考えます。
目の前の方に真摯に向き合う。
これこそが、訪問美容師の大切な心得なのではないかと思います。
技術だけでなく、何かお役に立てることも訪問美容師ではないかと僕は思います。
〜美容を届ける側、受ける側、同じ一輪の愛の華〜
株式会社Hearts
廣田純也

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