みなさんこんばんわ。
訪問美容師の廣田純也です。
7月もまもなく終わろうとしていますね。
毎日35℃を超え、ますます暑い日がくると思うと、少し気持ちが弱音をはいてしまいそうになりますが、水分と塩分をしっかりとって、暑い夏を乗り切っていきましょう!
そんな真夏続きの日に、今回は「シニアの方々の思い出。」を貼らせていただきます。
是非、ご覧ください。
施設に入っているシニアの方々は空調管理がしっかり整った環境にいらっしゃる為か、みなさんとってもお元気に、暑さ知らずにお過ごしのようです。
皆さんの元気なお顔を見ると、とっても安心し、こちらが元気をもらえるような気持ちになります!
そして、涼しくなれるような気持ちにもなれます。
先日、7年ほど伺わせていただいている施設でお過ごしのシニアの方と、カットしている間に夢についてお話しする機会がありました。
その方は、とっても元気な方でコロナ前までは鎌倉や丹沢山へのハイキングや、四国や長野など一人旅がお好きで施設からお出かけをしているような方でした。
コロナにより、外出が厳しくなることで、大好きなお散歩、お出かけができなくなってしまい、どこか寂しい思いをしているような雰囲気でした。
毎回、お会いするたびに「どこかへお出かけに行きましたか?」と、お聞きするのですが、コロナが始まってからは施設の他のメンバーのことを気遣い、お出かけはやめたそうです。
いつも、髪の毛を切りながら、過去に行った旅先でのお話しを聞かせていただきます。
7年もお付き合いがあると、それはもう色んなお話を聞かせてもらってきたわけですが、先日は「ケイジョウ」のお話になりました。
今では韓国のソウルとなる「京城」でその方はお生まれになられたそうです。
幼い頃の記憶がたくさん詰まっている、いわば故郷。
日本全国、津々浦々を旅したその方ですが、日本に帰ってきてからは海外には行った事がないようで、「私が唯一行きたい海外の国は京城ね。」と、当時を思い出しながらお話くださる様子が、とっても印象的でした。
それはまるで、映画のタイタニックでは、シニアになったローズが過去を振り返るようにお話するところから物語はスタートしますが、まるでそれと同じような印象を抱きました。
たくんさのお話を聞かせていただき、その方の京城への懐かしさやお話くださる表情をみていてふと「韓国の京城に行くことはAさんの夢なんですね!コロナも落ち着いてきましたから、きっとその夢は叶いますね。」と感想をお伝えすると、とっても素敵な笑顔で笑って下さいました。
その表情が、コロナ後見せていただいた笑顔の中でもとびきり輝いていました!
この方はソウル(かつての京城)のお話でしたが、満州でお生まれになられた方もいらっしゃいました。
もちろん、戦争のお話を聞かせてくださる方もたくさんいらっしゃいます。
美容師はお客様とのコミュニケーションが本当に大切なお仕事だと思っていますが、訪問美容師をしている僕にとって、シニアの方々のこのようなお話を聞かせていただける事は、本当に有り難く、幸せな事だなとつくづく感じます。
もちろん、ご希望のカットをすることが1番ですが、コミュニケーションもとても大切ですし、髪を切って喜んでいただける事はとっても嬉しいです。
どんなことでも、その方のお役に立つ。それが1番大事な美容だと思っています。
そして何より、このようなやりとりができる訪問美容師は改めて素敵な仕事だなと実感しています。
なんでもないお話を大切に話せることを、これからもたくさんさせてさせていただきたいと思います。
いよいよ8月に入り、夏本番となります。
今年は酷暑となるようですので、水分補給をしっかりして、お体を大切にお守りください。
外出などの際は、必ずカバンの中に水分を入れてお出かけください。今、熱中症予防の塩分の入ったタブレットなども売ってますよね。
汗をたくさんかきますので、タオルもしっかり用意して、日焼け止め、日傘など日焼け対策もしっかりされてお体をお守りください。
どうぞ良い週末をお過ごしください。
〜美容を届ける側、受ける側、同じ一輪の愛の華〜
株式会社Hearts
廣田純也
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